意外と知らない体内リズムのこと 目覚めスッキリコラム

目覚め方改革プロジェクトのメンバーや専門家が良い目覚めをサポートする情報をお伝えします。体内リズムや目覚めについての情報なども随時更新していきます。コラムを読むことから「目覚め方改革」を始めていきましょう。

201910月コラム 「体内リズム」調整でアスリートもパフォーマンスアップ

10月14日は、「体育の日」。運動をすることで睡眠にもいい影響があるといわれています。今回は、アスリートが実践する体内リズムの整え方など、「スポーツと体内リズム」についてご紹介します。

医療法人社団docilis すなおクリニック 院長
内田 直 先生

体温が高くなる午後は、
パフォーマンスが上がりやすい

ハードなトレーニングをこなし、海外などへの遠征もあるアスリート。質が高く十分な睡眠を確保することが、パフォーマンスを左右すると言っても過言ではありません。そのためスポーツの世界でも、「体内リズム」を整えることの大切さが着目されつつあります。

そもそも人間の体温は、体内リズムに合わせて、朝から午後にかけて高くなり、夜になると低くなるという特徴があります。体温上昇の影響を受け、スポーツ競技では午前よりも午後の試合のほうが、パフォーマンスが上がりやすいといわれています。

とはいえ、競技によっては午前中から試合がある場合もあります。そのため中には、自ら体内リズムをコントロールするアスリートも。早寝早起きで体内リズムを前進させ、午前中の早い時間から体温を上げられるようにしたり、時差対策も重要となる海外遠征では、向かう方角にあわせて事前に体内リズムを調整したりしています。

体温が高くなる午後は、パフォーマンスが上がりやすい

睡眠により、
本来持つ力を存分に発揮できる

アメリカ・スタンフォード大学のバスケットボール選手を対象にしたある睡眠研究で、十分な睡眠をとることでパフォーマンスが上がったという報告があります。

「毎日10時間の睡眠をとること」を指示して測定したところ折り返しとダッシュを繰り返す282フィートダッシュのタイムが早くなり、フリースローやスリーポイントシュートの成功率もアップ。やる気を測定するデータも向上したという結果が出ています。

これは、「寝れば競技が上手くなる」というわけではありません。質と量、両方を満たした睡眠をとることで、自分が本来持っている力を存分に発揮できるといえます。これはアスリートに限らず、一般人も同じです。

体内リズムを整えて、十分な睡眠を確保できれば、目覚めが良くなり仕事の効率がアップ。睡眠時間が増えて、さらに体内リズムを整えやすくなるといった好循環が生まれるでしょう。

睡眠により、本来持つ力を存分に発揮できる

運動習慣で、
体内リズムを整えよう

このように、体内リズムを整えて良い睡眠をとるためにも、運動して体を動かす習慣は大切です。運動習慣のある人とない人を比較したときに、ある人のほうが、寝つきがスムーズで睡眠が深く、中途覚醒が少ないことが分かっています。

また、運動をすると体温にもメリハリがつきます。すると、日中は活動的になり、夜は休息モードになるというように体内リズムが整いやすくなります。アスリートのようなハードな運動は必要ありません。

運動量や強度は個人差がありますが、一般的には中強度で1日30分程度の運動がおすすめです。中強度とは、少し息が上がる程度の運動のこと。通勤で、朝15分・夜15分、早歩きするだけでOKです。生活の中で上手に運動を取り入れて、体内リズムを整えれば、翌朝もすっきり目覚めることができます。

運動習慣で、体内リズムを整えよう
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